2008年7月23日水曜日
野鳥と遊ぶ[補]:ストローネックド・アイビス
●ストローネックド・アイビス
● アイビスもどき
野鳥と遊ぶ[補]:ストローネックド・アイビス&アイビスもどき
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
この鳥はなんだろう、と疑問になった鳥を見かけた。
住宅地のはずれに湿地部がある。
これまで鳥に興味などなかったのであるが、この「野鳥と遊ぶ」という文を書いたために、昨今では鳥の姿を見かけると、すぐに何の鳥か気になってしかたがなくなってしまった。
先日、そこを通ったらアイビスがいて、その近くにウッド・ダックとプラバーのツガイがいた。
ふと目をそらしたら、アイビスより小さい黒っぽいアイビスがいた。
羽根は黒っぽく、首から胸にかけて白色である。
それに首の長さが短い。
近くに寄っても逃げようともしない。
そのため、そこそこの写真を撮ることができた。
はじめはストローネックド・アイビスかと思った。
しかし、庭で見かけるストローネックドとは質的なイメージが違う。
図体が一回り小さく、それに特徴であるべき羽根だがメタリックの輝く美しさがない。
それに、見るからに汚らしい。
ホワイト・アイビスも汚らしいが地羽に白があるため、汚らしさが隠されるが、この鳥はマトモに汚らしい。
どうもストローネックドには見えない。
● アイビスもどき
もう一つのアイビスである「グロッシー・アイビス」を調べてみた。
大きさはこれに近い。
しかしこの鳥、和名は「ブロンズトキ」と、ひじょうに美しそうな名前をもっている。
Wikipediaの写真でみるように、この鳥、全体が金属性の光沢ある色をしており、白色は入っていない。
サイトを覘いてみる。
『
★ ブロンズトキ
http://www.hi-ho.ne.jp/hosaka/hphp/hphp-b/rimg/i/i-0636.htm
ブロンズトキ(Glossy Ibis:ブロンズ朱鷺?)です。
コウノトリ目トキ科の鳥で、全長48-66cm、体重485-580gです。
トキの中で最も分布が広く、アフリカ、マダガスカル、南ヨーロッバ、中央アジア、インド、フィリピン、ニューギニア、オーストラリア、西インド諸島、北アメリカ南東岸などに分布しています。
中央アジアや北米北部で繁殖するものは、冬期に南に渡ります。
浅い湖の岸や川沿いの岸や、潟湖などに生息します。
昆虫、ザリガニ、貝、ミミズ、カエル、小魚などを食べます。
水辺から離れた大木をねぐらとしています。
サギ類と一緒にコロニーを作り、アシ原の中や低い茂みの中に営巣します。
一度に3-4個産卵し、20-23日抱卵して孵化します。
頸、襟羽上部、肩羽、下面は赤褐色です。
頭、上面、翼、尾は青銅・緑・紫の複雑な光沢ある黒色です。
湾曲した嘴は暗オリーブ褐色です。眼先の裸出部は紫黒色ですが、繁殖期には青色になります。
足は緑褐色です。
冬羽は頭、喉、頸が黒褐色と白の縦斑になります。
』
● グロッシー・アイビス:[Wikipedia]より
体の白と黒の部分からいうと、ストローネックド・アイビスであり、大きさからいうとグロッシー・アイビスになる。
まさか、子どものストローネックドでもあるまい。
子どもが一羽でエサをついばんではいまい。
近寄っても逃げないというのは、どうも解せない。
ストローネックド・アイビスではあると思うが、いまのところ正体不明のアイビスであり、「アイビスもどき」ということにしておきます。
● 雨水排水路
なを、この湿地部は写真のように住宅脇の雨水排水路であり、排水先は我が家の雑木林の先に流れている川になります。
よって、日照りが続くと水分を失い、地面は干からびてしまいます。
普段なら鳥など来ることもない場所ですが、今季は雨が多く、底に流れきらない水が溜まり、冬場ですので乾燥もせずに残っています。
先日、また同じところで「アイビスもどき」に出会ってしまいました。
相変わらず人を恐れないので、平行に歩きながら写真を撮りました。
でもちょっと近づきすぎたので逃げられてしまいました。
● アイビスもどき
これは是非とも黒白をつけないといけないなと思い、出かけついでに図書館に寄りました。
分厚い図鑑の3冊のうちの1冊に載っていました。
やはり「ストローネックド・アイビス」でした。
でも「Immature」です。
つまり「幼鳥:子ども」ということだそうです。
ちなみに、他の2冊は成鳥のみで幼鳥は載っていませんでした。
インターネットで検索してみました。
「Straw-necked Ibis」で片っ端から記事をオープンしていきました。
だいたい写真は1枚2枚で、それもメタリックの羽根を持つ美しい成鳥のストローネックドのみです。
やっと探し当てたのが下記のサイト。
数枚の写真の最後にこの幼鳥が載っていました。
ということは、やはりこの鳥、検索しにくく「アイビスもどき」になってしまうのもいたしかたないということのようです。
『
★ Straw-necked Ibis
http://www.mdahlem.net/birds/5/strnibis.php
』
やはり、どうみても汚らしいと思えるのですが。
いわゆる、艶がないということなのでしょう。
そのため、汚い湿地部では汚れが浮き出てしまうのかもしれません。
ちなみに、日本語ページで調べましたが、幼鳥のストローネックド・アイビスにからむエピソードや話題は当然のことながらありませんでした。
ところでそのストローネックド・アイビスだが、「アイビス:Ibis」と名前のついた鳥は3ついる。
1].オーストラリアン・ホワイト・アイビス[和名:オーストラリアクロトキ]
2].ストローネックド・アイビス[和名:ムギワラトキ]
3].グロッシー・アイビス:Glossy Ibis[和名:ブロンズトキ]
ホワイト・アイビスは「野鳥と遊ぶ」の本編で取り上げています。
グロッシー・アイビスにはまだ出会ったことがありません。
●ストローネックド・アイビス:[Wikipedia]より
ストローネックド・アイビスはグロッシー・アイビスほどではないが、黒い羽根のところどころが玉虫色にキラキラと輝いているのが特徴の鳥で、これが美しい。
●ストローネックド・アイビス
● テラスにまでやってきたストローネックド・アイビス
ウエブ・サイトにはそこそこのデータが載っています。
その中から援用させていただきます。
『
★ ムギワラトキ 徳山動物園
http://www.city.shunan.lg.jp/hp/dobutsuen/syoukai/mugitoki.htm
コウノトリ目 トキ科 英名: Straw-necked Ibis
オーストラリアとその周辺諸島に生息するトキの仲間です。
首の付け根に生えている羽毛が、麦わらに似ているところからこの名が付きました。
一般にトキの仲間は神経質と言われていますが、当園で飼育中の個体はとても人なつっこく、飼育担当者の手からエサを食べたり、来園者の方に近寄ったりします。
雑食性で、肉・魚・虫・穀類など、いろいろなものを食べます。食べたいのか(?)、同居しているカメの頭などをつつくという困ったこともします。
春にはフライングケージの高いところに作られた巣で、卵を温めている姿が観察できるでしょう。卵はグレーがかった水色をしています。
』
● ガラー、マグパイとストローネックド・アイビス
『
★ ムギワラトキ:今日の鳥
http://hphp01.web.infoseek.co.jp/cgi-bin/blog/category/archives/1122823558.html
ムギワラトキ(Straw-necked Ibis:麦藁朱鷺)です。
コウノトリ目トキ科の鳥で、全長59-76cmです。
オーストラリア、タスマニア、ニューギニア南部に分布しています。
周りに湿地のある内陸の山地や平原に生息します。
バッタ、ザリガニ、魚、カエルなどを捕食します。
バッタの大群を防ぐので益鳥となっています。
』
●ストローネックド・アイビス
ビデオは下記になります。
『
★ YouTube - Adam in Australia Video Series: Straw-Necked Ibis [60秒]
http://jp.youtube.com/watch?v=u62JRIR0mgM
』
● レインボーとストローネックド・アイビス
●コカツーとストローネックド・アイビス
●ストローネックド・アイビス
「Wikipedia」は下記になります。
日本語モードで「Straw-Necked Ibis」と入力し、下の記事が検索されたら[このページを訳す]をクリックしてください、日本語訳版になります。Wikipediaの写真はクリックすると「拡大」できます。
『
★ Straw-necked Ibis - Wikipedia, the free encyclopedia [ このページを訳す]
http://en.wikipedia.org/wiki/Straw-necked_Ibis
』
【 Top Page 】
_