● 首のながーい鳥:おそらく「ダイサギ」だろうと思うが
● この左の鳥はなんだろう。
野鳥と遊ぶ[追]:グレイト・イグレット(ダイサギ)
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昔のことである。
といっても二十代の頃、友だちの家へ遊びにいった。
そこで、大きな白い鳥を観た。
「白鳥だ」と叫んだ。
回りの人がジロリと私を振り返った。
間違っただろうか。
友だちが小声で「シラサギだよ」
その頃、白い鳥はすべて白鳥だと思っていた。
白鳥でない白い鳥がいるなど思いもよらなかった。
シラサギといえば、白鷺城。
白鷺城といえば「秀吉の大返し」
白鷺城は秀吉の居城。
毛利攻めで高松城を水攻めにする。
そこへ信長死す、の報。
講和をまとめて、逃げに転ずる。
毛利から逃げて逃げて逃げまくる。
信長という後ろ盾を失った秀吉は単なる雑兵。
毛利追撃という恐怖を背中に感じて逃げまくる。
泥だらけで姫路城へ転がりむ。
「大返し」とは言葉上のこと、内実は「大逃げ」
やっと一息。
雑兵のできることは、お金で釣っていくこと。
城の金庫を開けさせ、すべての財を兵士と街道筋に配りまくり、秀吉広報に使いまくる。
乾坤一擲の勝負に出る。
そして、雑兵、天下をとる。
天下とりの裏舞台になったのが、このお城。
今は「世界遺産」という。
川に大きな白い鳥がいる。
早速、コンデジもって川べりに急ぐ。
向こう岸、なあに、鳥の種さえわかればいい。
きれいな写真はインターネットにたくさん載っている。
5倍望遠、ときには3倍デジタルズームを加えて15倍で撮る。
約百枚ほど。
枚数は撮れたが、全部ボケ、でもイメージがつかめればいい。
やはり向こう岸は遠い。
コンパクト・カメラで撮れる距離ではない。
その写真でシラサギを調べてみる。
おおまかに大中小となる。
●小サギ(コサギ):Little Egret(リトル・イグレット):56cm
●中サギ(チュウサギ):Intermediate Egret(インターメデイエイト・イグレット):63cm
●大サギ(ダイサギ):Great Egret(グレート・イグレット):91cm
どうにもいい加減な名付け。
後ろの数字は図鑑にあった体長です。
まずコサギでないことはすぐに分かった。
というのはエサの取り方が違うのである。
コサギの漁法を撮ったビデオがあります。
はじめのものは水の浅い処で、後ろのものは少し深い処で、水底あるいは水面を震わせて獲る独特な方法。
『
★ ビデオ YouTube - Philippine Wild Birds: LITTLE EGRET
http://jp.youtube.com/watch?v=JCZlpmiuxZE&feature=related
★ ビデオ YouTube - Little Egret Egretta garzetta
http://jp.youtube.com/watch?v=UoHhIg75Og0&feature=related
』
● 餌を取るところ
写真の鳥は、ゆっくり歩いてズバリと水面にクチバシと顔をいれてエサを取ります。
● エサをとったところで、くちばしから水がしたたり落ちています。
ということはチュウサギかダイサギになる。
日本語ウイキペデイアで見てみる。
まずはチウサギから。
『
チュウサギ:
体長 68cm ほどで、ダイサギより一回り小さい。
全身が白、足は全体が黒く、眼先が黄色。ダイサギに似るが、体長が小さいこと、クチバシが短いこと、 眼下に入る「口角の切れ込み」が眼の真下で止まるところで区別できる。
ユーラシア、アフリカ、オーストラリアの温帯ら熱帯に分布する。日本では夏鳥で、本州以南に渡来する。
九州など暖地では少数が越冬する。
内陸の平地を好み、昼間に水田や湿地、浅い湖沼や河川などに出て魚や両生類、昆虫などを捕食する。
』
『
ダイサギ:
体長は90cm ほどで、日本ではアオサギと並ぶ最大級のサギ。 全身の羽毛が白色。白鷺の一種。
雌雄同色。全体が白色で、脚と首が非常に長く、くちばしも長い。
チュウサギと似るが、チュウサギは体長が小さい。またダイサギはクチバシが長く、また眼下にある「口角の切れ込み」が眼より後ろまで食い込むことで容易に判別できる。 世界の熱帯・温帯に広く分布するが、温帯のものは冬になると暖かい地方へ移動する。 水田や川、湖沼などで、魚、両生類、ザリガニ、昆虫などを捕食する。
首をS字型に縮めて立っている姿がよく観察される。
繁殖はサギ科の種類同士で寄り集まって、集団繁殖地の「サギ山」を作る習性がある。
』
どうも、大きさを別にすると、この「口角の切れ込み」というのが識別の基礎になるようである。
が、それがどういうものであるか、その肝心要の部分がこのウイキペデイアには載っていない。
不親切な。
サイトを調べてみた。
ありました。
ありがたく勝手に写真を援用させていただきます。
『
★ ダイサギ・チュウサギ・コサギ
http://homepage2.nifty.com/takibi_club/bird/sagi-2.html
至近距離の場合は「口角の切れ込み」の長さの違いでも識別できる。
ただこれもけっこう微妙。
』
まず、これではチュウサギとダイサギの識別は不能といっていい。
このサイトを抜粋でコピーさせていただきます。
コサギを含む詳細はサイトで見てください。
『
新潟県内でよく見かける白いサギ はダイサギ、チュウサギ、コサギの3種類。
みんなまとめて「シラサギ」と呼ばれているように(アマサギを含めることもある)、野鳥に興味無い人には見分けが難しい。
ダイサギとコサギだけなら大きさの違いで一目瞭然だが、あいだにチュウサギがいたり、ダイサギにも亜種オオダイサギと亜種チュウダイサギがいたりするるために識別が面倒なことになっている。
クチバシや脚の色、見られる季節などである程度は見分けることができる。
みんなまとめて「シラサギ」と呼ばれているように(アマサギを含めることもある)、野鳥に興味無い人には見分けが難しい。
ダイサギとコサギだけなら大きさの違いで一目瞭然だが、あいだにチュウサギがいたり、ダイサギにも亜種オオダイサギと亜種チュウダイサギがいたりするるために識別が面倒なことになっている。
クチバシや脚の色、見られる季節などである程度は見分けることができる。
☆ ダイサギ:大鷺
---------------------------
大鷺というだけあって大きい。
首も無意味と思えるくらい長い。
クチバシは繁殖期の春から初夏にかけて黒くなるが、それ以外では黄色。
県内で見られるダイサギには亜種チュウダイサギと亜種オオダイサギ(亜種ダイサギともよばれる)という2亜種がいて、当然オオダイサギのほうが大きい。
極端に大きいわけではないが、かなりの存在感がある。
亜種チュウダイサギは県内で繁殖しているダイサギだが冬には南の地域へ移動する。
どこまで南下するかは不明だが、とりあえず県内では見られなくなると思う。
脚全体が黒く、同時季に見られるチュウサギとの識別が難しい。
亜種オオダイサギは越冬のため北方より渡って来る。
つまり県内では冬鳥で、亜種チュウダイサギと入れ替わりに現れる感じになる。
県内ではこの亜種オオダイサギのほうが一般的のような気がする。
☆ チュウサギ:中鷺首も無意味と思えるくらい長い。
クチバシは繁殖期の春から初夏にかけて黒くなるが、それ以外では黄色。
県内で見られるダイサギには亜種チュウダイサギと亜種オオダイサギ(亜種ダイサギともよばれる)という2亜種がいて、当然オオダイサギのほうが大きい。
極端に大きいわけではないが、かなりの存在感がある。
亜種チュウダイサギは県内で繁殖しているダイサギだが冬には南の地域へ移動する。
どこまで南下するかは不明だが、とりあえず県内では見られなくなると思う。
脚全体が黒く、同時季に見られるチュウサギとの識別が難しい。
亜種オオダイサギは越冬のため北方より渡って来る。
つまり県内では冬鳥で、亜種チュウダイサギと入れ替わりに現れる感じになる。
県内ではこの亜種オオダイサギのほうが一般的のような気がする。
-------------------------
中くらいの白いサギで(ほとんど参考にならない表現だ)、クチバシは繁殖期の春から初夏にかけて黒くなり、それ以外では黄色い。
黄色に変っても先端にわずかに黒が残る個体をよく見かけるが、ただの汚れだろうか?
脚は年中黒い。
県内では夏鳥で、田んぼでカエルやバッタなどをとる姿をよく見かける。
川岸や湖畔で獲物を狙うことはあまりないようだ。
ゴイサギやアマサギと同じように11月に入る頃にはほとんど姿を見かけなくなる。
首は長くも短くも見える(クリックで拡大) |
両者を見比べれば大きさの違いで判別できるが、単独でいる場合は悩んでしまう。
ダイサギより首もクチバシも短いと言われているが、そのときの体勢や見る角度によっては長くも短くも見えるので決定的ではないように思う。
』
ダイサギは「首も無意味と思えるくらい長い」とありますので、写真の鳥は「キリン鳥」のようですので、とりあえず「ダイサギだろう」ということにしておきます。
インターネットをひっくりかえすと、wikipediaのように長い首を持ったチュウサギの写真もあるのです。
少なくとも、この写真からは素人では確定できない、ということのようです。
よって「チュウサギ」の可能性も大いにあります。
が、まずは「ダイサギ」としておきます。
チュウサギの写真をWikipediaから。
『
』
一番上の写真を見る限り、首を伸ばしたときの体長が63cmというのは解せない。
アイビスは70cmとある。
それより短いだろうか。
それとも計測は「首を伸ばした時の長さ」 ではないのだろうか。
ダイサギの写真をWikipediaから。
『
』
やはり、写真だけを較べても安易には区別がつかない。
チュウサギのビデオ
『
★ Wild intermediate Egret caught a flog and swallowed it in the field of Japan
http://au.youtube.com/watch?v=jkcWIItjQGw
★ Intermediate Egret.wmv
http://au.youtube.com/watch?v=uQk0D9loHVo&feature=related
』
次はダイサギのビデオ
『
★ Great Egret caches and eats 2 fish
http://au.youtube.com/watch?v=F1xald0cLgU&feature=related
★ Great Egret caches prey
http://au.youtube.com/watch?v=fI_-SfxivzA&feature=related
』
人懐っこいシラサギのビデオ
『
★ Egret in FL home
http://au.youtube.com/watch?v=8b2l3dqcNws&feature=related
★ Eggbert the Egret
http://au.youtube.com/watch?v=0I-mp0UkHv4&feature=related
★ Great white egret interrupts lunch
http://au.youtube.com/watch?v=GvXX5y4-_Yk&NR=1
』
これは面白いです。
家に入ってくる野生の水鳥がペリカン以外にいるとは思わなかった。
● だんだん伸びていく首
● 前からみると細い
図鑑から各イグレットの生息地域の図をコピーしてみます。
● Little Egret 生息域
コサギは前の川でもみかけます。
岸よりをあの独特な漁法を披露しつつ歩いています。
写真が撮れたら載せてみたいと思っています。
● Intermediate Egret 生息域
● Great Egret 生息域
生息域を比較する限り、ダイサギが一番分布範囲が広いようです。
ということは、ダイサギが最もポピラーな鳥ということだろうか。
「Wikipedia」は下記になります。
日本語モードで「Intermediate Egret」、あるいは「Great Egret」と入力し、下の記事が検索されたら[このページを訳す]をクリックしてください、日本語訳版になります。Wikipediaの写真はクリックすると「拡大」できます。
『
★ Intermediate Egret - Wikipedia, the free encyclopedia [このページを訳す]
http://en.wikipedia.org/wiki/Intermediate_Egret
★ Great Egret - Wikipedia, the free encyclopedia [このページを訳す]
http://en.wikipedia.org/wiki/Great_Egret
』
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flder(J50)