2008年11月21日金曜日
野鳥と遊ぶ[追]:ローヤル・スプーンビル
● ローヤル・スプーンビル:パソコン拡大
野鳥と遊ぶ[追]:ローヤル・スプーンビル
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雑木林の川の対岸近くに白い大柄の鳥が歩いていた。
先日購入した、5倍光学ズームつきのコンパクトデジカメを試すべく、急いで庭に下り、雑木林を抜けて川べりから狙った。
長い黒っぽいくちばしを水面に突っ込み、エサをあさりながら動いていく。
エサ採りに真剣なのか、なかなか顔を上げることがない。
なんとか十数枚を撮ったが、その間で顔をとらえた写真があるかは不明で、心もとなかった。
安価なデジカメというのは何分の1秒か遅れるようで、シャッターを切ったときの映像がそのまま撮れるようではないようである。
顔をあげたところを撮ったはずなのであるが、見てみると次の動作のエサ取りになっていた、といったことが多い。
パソコンに拡大してみた。
たった1枚だが顔写真があった。
トップに掲げた写真がそれ。
5倍ズームの写真は下記になります。
● ローヤル・スプーンビル:5倍ズーム
この川で頻繁に見られるのは「White-faced Heron」と「White-Necked Heron」、それに「Little Egret」。
これまで、望遠がなかったので水鳥を写真の対象にすることはなかった。
5倍ズームで水鳥を本格的に写したのは今回が初めて。
ありがたいことに、上の3種ではなかった。
調べてみた。
「Royal Spoonbill:ローヤル・スプーンビル」
ローヤルとは王室あるいは王立ということだが何か謂れがあるのだろうか。
スプーンビルはそのまま、スプーン状のクチバシという意味で変哲もないネーミング。
● ローヤル・スプーンビル
この鳥、広範囲に生息しているようである。
Wikipediaをみてみる。
『
「王立ヘラサギ」は、黒、スプーン形のクチバシを持つ大きな白い鳥です。
湿地帯に住んでおり、魚や小さな昆虫をエサにしている。
捕食のために水辺を歩くので、長い脚をしている。
● ローヤル・スプーンビル:[Wikipedia]より
● Breeding(繁殖期)時のローヤル・スプーンビル:[Wikipedia]より
』
Wikipediaは「王立ヘラサギ」と訳している。
和名は単純に「オーストラリア・ヘラサギ」。
「スプーン」あるいは「ヘラ」とはよくいったもので、クチバシの先端がスプーンあるいはヘラ状に大きくなっている。
その捕食の様子は下記のビデオで見られます。
『
★ Royal Spoonbill (Platalea regia)
http://video.google.com/videoplay?docid=1971597778720590477
』
ちなみに、らしいビデオはこれ1本しかみつからなかった。
写真の数からいくと、そんな難しい鳥ではないと思うのだが。
全体姿写真は下記のサイトで
『
★ Royal Spoonbill
http://www.birdphotos.com.au/royalspoonbillweb/
★ Royal Spoonbill on Flickr - Photo Sharing!
http://www.flickr.com/photos/mrtroy/2954125468/
★ TrekNature | Royal Spoonbill Photo
http://www.treknature.com/gallery/Oceania/Australia/photo186318.htm
』
写真はひじょうにたくさんあるので、ポピラーな鳥ということでしょう。
3番目の写真は繁殖期の姿であり、20センチほどある飾り羽がひじょうにすばらしい。
クチバシに模様がある。
眉毛にあたる部分が黄色(あるいはオレンジ色)です。
これ、遠くからみるとこの部分が眼に見え、「切れ目」のように見えると思います。
ワグテールなどがその典型で、ちょっと見ると眉毛の白さが眼に見え、切れ目に写ります。
でも鳥で切れ目はいないようです。
全部「丸い」。
というより、眼そのものはみな丸い水晶体です。
言い換えるとそれをふさぐ「マブタがない」。
常に眼を開けている。
いわゆる、眼を被って隠すようなマブタを持っているのだろうか。
図鑑のどれを見てみても、インターネットの写真をみても、鳥はいつも目玉がむき出しになっている。
眠らないということはないので、眠るときは眼を閉じるのではなく、脳に通じる視神経を閉じるのであろうと想像するのだが。
日本語のサイトから。
『
★ ケアンズ
http://www.tamano.or.jp/usr/karakoto/keanzu3.htm
Royal Spoonbill オーストラリアヘラサギ (このページの最後に面白いシーンがたくさんありましたので貼ります。)
』
『
★ レッツ ビデスコ!(ビデオで野鳥撮影) オーストラリアヘラサギ2
http://ja3cf.exblog.jp/2455220
「ケアンズの野鳥」編。
ケアンズ市内のセンテナリー公園で多く見ることできたオーストラリアヘラサギ。
名前のとおりヘラ状の長いくちばしを持っており、それを沼地に突っ込み左右に振り回してエサをせわしく採っている。
(動画はここをクリック)
http://ja3cf.hustle.ne.jp/herasagi02.htm
湿原を 胴まで深く浸りつつ ヘラサギ せわしく餌を漁れり
引地貞子(那智勝浦町)
』
ドロ沼で長時間作業しても、羽根はいつも純白。
アイビスなどは汚らしいのにちょくちょく出会うが、羽根がコーテイングでもされているのだろうか。
「Wikipedia」は下記になります。
日本語モードで「Royal Spoonbill」と入力し、下の記事が検索されたら[このページを訳す]をクリックしてください、日本語訳版になります。Wikipediaの写真はクリックすると「拡大」できます。
『
★ Royal Spoonbill - Wikipedia, the free encyclopedia [このページを訳す]
http://en.wikipedia.org/wiki/Royal_Spoonbill
』
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